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居心地の良い空間が生み出す新しい縁を大切にしていきたい」

ゲストハウス <koshi稲荷hostel> オーナー:王文平さん

今回room’sを追いかけてたどり着いたのは、京都・伏見のゲストハウス koshi稲荷hostel。
多くの人が観光に訪れる京都・伏見で気軽に泊まれる宿として、特に外国人に人気です。
オーナーの王さんが自ら設計したゲストハウスでは、ゲスト用のスリッパにroom’sをお使いいただいています。
実際にお邪魔して、こだわりの詰まったゲストハウスへの想いや王さんが
ゲストを迎えるときに大切にしていることを語っていただきました。

インタビューアー:王さん、本日はよろしくお願いします。とても素敵なゲストハウスですね。ご自身で設計されたと聞いて驚きました。

王さん:ありがとうございます。以前は中国で建築デザイナーをやっていたこともあり、日本に帰国してからは自分でデザインしたゲストハウスをやりたいと思っていました。ここはもともと飲食店だったビルを買い取って、内装をデザインしました。当時25歳だったので、勢いで進めた部分が大きいですね。ホテルでの接客の経験もない、経営の知識もない、設計も中国で経験はあるものの日本はまた法律が違うので、何もかもが初めてでした。今思うと恐ろしいですね(笑)

インタビューアー:25歳でゲストハウスを一から作っていこうというのは、すごい行動力ですよね。内装のデザインはどのように進めていかれたんですか?

王さん:女性向けのゲストハウスなので、居心地が良くて柔らかいイメージにしたかったんです。少し変わった方法かもしれませんが、まずは全体の色のイメージから膨らませていきました。白とグレーを中心に、木を使ってナチュラルで柔らかい雰囲気にしようと。そこから間取りを決めました。今考えるともっとこうした方がいいと思うところもありますが、我ながら割と使いやすくできましたね(笑)

インタビューアー:なるほど、たしかにちょうど良く日光も差し込んでいて、とても落ち着きます。room’sも内装のテーマカラーに合わせて、アイボリーとグレーをお使いいただいているんですね。

王さん:そうですね、テーマカラーにぴったりの色でした。room’sと出会う前に使っていたスリッパは、歩くときにパタパタと音がなるのが気になっていたんです。お客様の過ごし方も様々なので、お部屋でゆっくり過ごしたいときに誰かが廊下を歩くときの音って気になるんですよね。room’sはInstagramでたまたま見かけました。調べてみると「静音効果が期待できる」と書いてあったのと、見た目もお洒落なので実際に見たときに購入を決めました。使ってみたら期待通りで、パタパタ音が気にならなくなりました!それから何度もリピートしていますし、私と同じように新しくゲストハウスを運営していこうというオーナー仲間にもおすすめしています。

インタビューアー:ありがとうございます。ゲストハウスの雰囲気にも合っていますし、パタパタ音が解消できたというのが嬉しいです。グリーンや本などもたくさんありますが、こちらも王さんが選ばれたんですよね?

王さん:グリーンが好きで、たくさん置きたいと思ってたんです。こちらは上海まで買い付けに行ったこだわりのグリーンです。と言っても今はドライフラワーを中心に、長く楽しめるものを置いていますね。中国には色々な種類の市場があるので、年に一回は買い付けに行って新しいものを取り入れるようにしているんです。北京の古本市場まで本を買いに行ったり、天津の壺市場に行ってプランターを大量に購入したり、毎回ほしいものを目当てにあちらこちらへ…大変なことも多いですがこの空間に置くことを考えながら行動すると楽しいです。だんだんと自分の理想に近づいてきていますよ。

インタビューアー:ゲストハウスが立ち上がって完成ではなくて、常に進化しているんですね。王さんがそれだけ努力されて作られているこちらの空間では、宿泊のお客様同士での交流も生まれそうですね。

王さん:そうですね、共有スペースでは皆さん食事をしたり調べものをしたり、自由に過ごされています。20代~30代前半のゲストが多いので、その場で自然と会話も生まれますね。私も一緒に輪の中に入ったり、2人組でうちに来た方々が仲良くなって翌日には4人で観光に出かけていったりすることもあります。面白いですよね。

インタビューアー:KOSHI稲荷さんが新しい出会いの場になっているんですね。

王さん:以前泊まってくださったお客様が改めて訪ねて来てくれたり、友人を紹介してくれたり、逆に私がお客様の地元に立ち寄った時に訪ねて行ったり…と、どんどん輪が広がっていきます。そういった縁はこれからも大事にしていきたいですね。

インタビューアー:最後に、今後はどんな展開を考えていらっしゃいますか?

王さん:今までは中国のゲストが多かったのですが、最近は欧米のゲストも増えてきたので英語を身につけたいですね。また、最近もう一つ和風のゲストハウスをオープンしたので、そちらも軌道に乗せていきたいです。去年はゲストハウス内で雑貨の販売もしようと試行錯誤してみたんですが、なかなか難しくて…失敗もありますが、まだまだこれから色々なことに挑戦していきたいです!

ABOUT

ゲストハウス <koshi稲荷hostel>  〒612-0012 京都府京都市伏見区深草一ノ坪町38-15

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